新型コロナウイルスと共存できるのはどんな企業か?

共存できるテクノロジー関連企業

 では、新型コロナウイルスと共存できる銘柄はどんな銘柄でしょうか?

 図7は米国のテクノロジー関連企業の過去1年程度の株価推移です。

 アマゾン・ドットコム(AMZN)マイクロソフト(MSFT)は、言わずもがなの「クラウド2強」です。人々がオンラインを使えば使うほどビジネスが活況になります。eコマース(電子商取引)も加わるアマゾンは上場来高値更新中です。

 オンラインを支えるハードウエアの代表格は「産業のコメ」と呼ばれる半導体企業です。エヌビディア(NVDA)はその中でも有数の成長企業と考えられ、過去1年間のパフォーマンスはクラウド2強を上回ります。

図7:米国のテクノロジー関連企業等の株価推移

期間:2019年3月29日~2020年4月17日、日次
出所:ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

 上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。

共存できるヘルスケア関連企業

 図8は米国のヘルスケア関連企業と生活必需品企業の株価推移です。ギリアド・サイエンシズ(GILD)は新型コロナウイルス感染症の治療薬として有望視されている「レムデシビル」を開発した企業です。一方、J&J(JNJ)はワクチン開発を進行中で、来年早々にも使用開始が期待されている企業です。「コロナと共存」というとやや違和感があるかもしれませんが、コロナとは関係が深い製薬企業ということで、「共存できる企業」と位置付けられるでしょう。

 P&G(PG)は日用品全般を扱う大企業ですが、人々が以前のように活発に活動しようが、昨今のように自宅でおとなしく生活しようが、人々の生活の質の向上にとって必須の企業と位置付けられています。

 こうした企業群もコロナと共存できる企業と考えています。

図8:米国のヘルスケア関連企業等の株価推移

期間:2019年3月29日~2020年4月17日、日次
出所:ブルームバーグのデータを基に野村アセットマネジメント作成

 上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。

 記載されている個別の銘柄については、参考情報を提供することを目的としており、特定銘柄の売買などの推奨、また価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。

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