REITには、さまざまな種類がある

 REITには、さまざまな種類があります。もともとは、不動産に投資するファンドだったのですが、近年は、利回りが稼げるさまざまなものに投資されています。純粋な不動産投資と言えないものも増えています。代表的な種類とファンドは、以下の通りです。

REIT種別と代表的ファンド、分配金利回りは4月22日時点の会社予想ベース

コード 銘柄名 主な投資対象 分配金利回り 最低投資額
8951 日本ビルファンド投資法人 オフィスビル 3.4 631,000
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 オフィスビル 3.6 580,000
3234 森ヒルズリート投資法人 オフィスビル 4.3 133,100
3226 日本アコモデーションファンド投資法人 住宅・マンション 3.1 628,000
3281 GLP投資法人 物流施設 4.2 125,400
8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 物流施設 8.1 241,000
8953 日本リテールファンド投資法人 商業施設 8.0 112,600
3292 イオンリート投資法人 商業施設 6.0 104,000
8963 インヴィンシブル投資法人 ホテル・リゾート施設 13.2 27,430
単位:【分配金利回り=%  年率:会社予想】 【最低投資額=円】
注:分配金利回りは4月22日時点の1口当たり分配金(会社予想)から計算。新型コロナの影響によって、今後、下方修正になることもある

 この表を見る際に、1つ、重要な注意事項があります。分配金利回りは、あくまでも4月22日時点の会社予想ベースということです。これには、まだ、新型コロナウイルスによる業績への悪影響が反映されていません。

 今後、新型コロナウイルスの影響による業績落ち込みで、分配金を引き下げるファンドが増える可能性があります。特に、ホテル・リゾート施設に投資するREIT、インヴィンシブル投資法人は、新型コロナによるダメージが大きく、分配金が引き下げられるのは、ほぼ確実です。したがって、分配金が引き下げられる前の、見かけ上の分配金利回りが高くても、信頼性が低いと考えます。