世界同時株安は現在も続いています。3月19日時点で日本株、米国株ともに株価指数は30%超の下落となっています。この間に個人投資家が取った行動は4タイプ。どのタイプが優位だったのでしょうか。みなさんもどのタイプに当てはまるか考えてみてください。

あなたの投資行動はどのタイプ?振り返ってみましょう

 4つのタイプの投資行動を筆者なりに分析をしていきます。多少の独断と偏見はあるかもしれませんが、20年以上株式投資を続け、生き残ってきた身としてのコメントですから、決して間違ったことは言っていないと思います。

 以下にそれぞれのタイプごとの行動と、それに対する評価を記していきます。

タイプ1:株価下落の初期段階で保有株を売却した

 このタイプは、いわゆる「順張り」の投資家です。株価が下落に転じたら、株を売却して保有しません。筆者も「順張り」を徹底しています。

 例えば、筆者の場合は、保有株が25日移動平均線を割り込んだら売却するので、下落の初期段階で売却することが可能です。

 この方法は、株価が大きく下落するときに、非常に高い効果を発揮します。実際、筆者も今回の株価下落の前には、かなり大きな買い持ちがありましたが、25日移動平均線を割り込んだ銘柄から順次売却することで、小さな損失で撤退することができています。

 結論を先に伝えると、筆者は株価の大きな下落から自分の財産を守るためには、この方法が最も適していると考えています。