FRBのゼロ金利、量的緩和再開でドルは安く

 いずれにしろ、感染者急増で米国景気はかなり冷え込むことが予想されるため、FRBのゼロ金利や量的緩和再開と相まってドルは安くなりそうです。

 現時点では、ドル資金のニーズが多く、NYダウが反発しても米長期金利は上昇し、ドル高地合いとなっています。債券を売って現金化の動きが見られているようです。そのため、ドル/円も106~107円台を中心に、105~108円で動いています。しかし、いずれ株式相場が落ち着けば、米国景気減速やFRBと日銀の政策効果の違いから、長期金利の再低下とともにドルと円の関係は、ドル安の方向に動くのではないでしょうか。