今週の予想

今週は、メジャーSQを控え、ボラティリティが高いため波乱が続く

 今週はメジャーSQ(特別清算指数)を控えてボラティリティの高い動きが想定されます。NY市場は米国内の新型コロナウイルス感染拡大の増加を嫌気して相場が崩れ、9日、日経平均株価は2万円を割って終えました。

 先週末の米国株安、原油安、1ドル=103円台の円高を受け、9日(月)の日経平均株価は、▲406円の2万343円と2万円台で寄り付きましたが、すぐに2万円台を割り込みました。その後、為替が一時101円台半ばまで下げると、日経平均は一時▲1,277円の1万9,472円まで下落。前引けは▲1,277円の1万9,472円で引けました。後場になると日銀のETF(上場投資信託)買い観測で下げ渋るものの、戻りは限定的で▲1,050円の1万9,698円の終値、今年最大の下げ幅、1年2カ月ぶりの2万円台割れで引けました。さらに週末はメジャーSQを控えて下値のメドは立てにくく、ボラティリティが高いままなので波乱が起きそうです。

 今後の日経平均は、2万円を挟んだ攻防となりますが、すでに日経平均は4週連続下落で3,000円強の下げとなっており、18~19日の日銀金融政策決定会合で前向きな金融政策が出れば、いったん反発してもおかしくないところです。