(今週の指標)ドル/円

 先週は、米国では新型肺炎の感染拡大が楽観視され、一時1ドル=109.56~110.13円までドルが買われましたが、週後半には感染拡大が止まらなかったことで、楽観論が後退し、109.77円で引けました。今週は楽観論が後退し、ドルは上値重く、特に発表される経済指標が予想を下回れば、リスク選好的なドル買いは縮小し売られやすくなります。一方で、トランプ大統領は一段の政策金利の引き下げに言及しているので、感染拡大の懸念が高まれば、FRBは将来の景気への懸念から予防的な利下げに言及する可能性もあります。