節約生活をするならストレスになるような節約方法は絶対にやらないこと

 主婦の方で節電のために毎晩コンセントを抜いて待機電力の節電に取り組んでいた人にお話を伺ったことがあります。

 その方は一人でその節約に取り組まれ、しばらく続いてはいましたが、結局挫折してしまったそうです。

 なぜなら毎日、翌朝には電化製品の時刻を毎回合わせ直さなければならないという面倒くさい作業が待っているからです。

 ある時、ビデオの時刻が合っていなかったことで、家族から予約していたのに録画されていないと文句を言われる始末だったそうです。

 その主婦の方は、家族のために自分では一生懸命やっているにもかかわらず、家族の協力がないどころか文句を言われる始末でストレスになるだけだったとおっしゃっていました。

 とてもできない、続けられないことをして、結果的に続けられなかったことに対して自分を責め、ストレスを溜めるような節約方法にチャレンジするよりも、今は機械が勝手に節電などをしてくれるのですから、機械にお任せする方がよほど生産的で効率的でしょう。

 モノを長く大切に使うのも大事なことですが、こと節約を成功させたいのであれば、古い家電よりも今はエアコンや冷蔵庫など電化製品のほとんどは節電タイプのものが揃っていますので、思い切って買い直した方が早いです。

 今の家電は一定の節電基準を超えていないと製造販売できないようになっていますし、LED電球はたしかに値段は高いですが、値段が高いからという理由だけで買わないより、費用対効果を考えてみてはどうでしょう。

【価格】にばかりフォーカスせずに【価値】にフォーカスすると、結果として出ていくお金は少なくなります。

 労力を使うよりも、そのような賢い投資にお金を回した方がどれだけ楽なことかと思いますし、そういうお金の使い方が【生き金を使う】ということだと思います。