ラリー・ウィリアムズの日米株式市場予測
米著名投資家のラリー・ウィリアムズは12月後半から株式市場に対して弱気に転換した。今週のラリー・TV(ラリー・ウィリアムズの週刊マーケット分析)ではFF金利先物を使って株式市場の予測をしているが、そういった株式市場予測は日本では聞いたことがない独自の視点である。
さて、年が明けてもラリーの弱気は継続している。日本株に対しては、「これまで米株市場を先行している日本の株式市場ですが、サイクルフォーキャストは日経平均が●月●1日まで下降しています。日本のフォロワーの皆さん、戻りは売りのチャンスです。」と、売り推奨している。米国株に対しても、「金曜日に大きく下げましたが、木曜日までのデータを使ってサイクルフォーキャストを算出した結果は、S&P500が●月の第一週まで下降すると示しています。金曜日に大きく下げたので、買い戻しが入ったあとにE-miniS&P500先物は●月●日頃まで下降するでしょう。」と、しばらく軟調な展開を予想しているようだ。
ラリー・ウィリアムズによる日経平均のサイクルフォーキャスト
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ラリー・ウィリアムズによるS&P500のサイクルフォーキャスト
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2020年は米大統領選挙年である。大統領選挙年のNYダウのシーズナリーサイクルは「8月高と年末高」という特徴を持っているが、過去のNYダウの平均的なシーズナリーサイクルよりパフォーマンスが悪く、特に年前半はあまり期待できないというのが大統領選挙年のアノマリーである。今一度大統領選挙年のサイクルを確認していただきたい。
大統領選挙年のNYダウのシーズナリーチャート
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