第1位は人気株主優待

イオン(8267)株価2,274円(12月19日終値)​

 そして、栄えある第1位は…イオンです!

 理由は人気の高い株主優待。買い物から保有株に応じて、3~7%ものキャッシュバックが受け取れる優待カード(オーナーズカード)は、イオングループで買い物をする主婦を中心に絶大なる支持を得ています。

 配当利回りも東証1部上場銘柄の平均値である1%台後半は出していることからも、配当・優待権利取りの最終売買日を迎える毎年2月末と8月末にかけては、これらの権利を取ろうとする売買の動きが活発となります。

 また、足元で業績改善が進んでいることも株価の上昇を後押ししています。直近10月に発表された今上半期決算は営業減益となりましたが、第1四半期(3-5月期)の前年同期比30%営業減益に対し、第2四半期(6-8月期)は同16%もの増益に転じるなど、想定以上に健闘しているとの市場評価に繋がりました。

 子会社の不正会計処理と会計処理変更の影響を除いた実質ベースでは、上半期は同7%の増益。不動産・ディベロッパー部門のほか、ヘルス&ウエルネスや金融セグメントなどが下支えとなっている状況で、低迷していた国内小売部門の回復待ちのなか、同社グループ全体への業績改善期待も株価の上昇に寄与したもようです。

デビュー株銘柄ランキング

順位 コード 銘柄名 配当利回り 最低投資額
(12/19終値)
一年間の値上がり率
(1/4~12/19)
1 8267 イオン 1.6% 227,400 4.24
2 7201 日産自動車 - 67,170 ▲ 22.78
3 8591 オリックス 4.2% 182,800 14.21
4 4689 Zホールディングス 2.1% 42,900 57.14
5 8411 みずほフィナンシャルG 4.4% 17,020 ▲ 0.23
6 9831 ヤマダ電機 - 57,500 8.49
7 2914 日本たばこ産業 6.1% 252,550 ▲ 2.38
8 8848 レオパレス21 - 35,300 ▲ 16.35
9 8306 三菱UFJフィナンシャルG 4.2% 59,900 11.40
10 9434 ソフトバンク 5.9% 143,550 2.61
出所:2019年1~11月末「投資信託または株の未取引者」が、楽天証券で買った人数が多い銘柄
最低投資額の単位:円、一年間の値上がり率の単位:%