エンベロープで予測する上値メド

 ただし、基本的には上方向への目線が基本スタンスになります。下の図2は前回のレポートでも紹介した、25日移動平均線を基準にした日経平均のエンベロープです。

(図2)日経平均のエンベロープ(25日MA基準)(2019年11月1日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 

 エンベロープから見た日経平均は、引き続き+3%のラインに沿って推移する傾向が維持されています。となると、気になるのは「どこまで上値を伸ばせそうか?」です。

 まずは、週末にミニSQが控えていることから、オプション取引で取引量が比較的多いとされる、「権利行使価格250円刻み」が上値のメドとして意識されそうです。具体的には2万3,000円、2万3,250円、2万3,500円といったところです。