米国の株式市場はもっと期待できる?

 日本の株式について説明しましたが、米国の株式は日本よりも上がっています。

S&P500の推移(1978~2019年)

出所:Factsetのデータを基に株式会社マネネが作成

 日経平均株価は、日本を代表する企業の平均株価を目安として計算されるものですが、米国にも同じような目安があります。米国を代表する500社の平均株価で計算されるS&P500種株価指数です。

 上のグラフは、このS&P500種株価指数の1978年から2019年までの非常に長い期間の株価の動きを示したものです。上下を繰り返しながらも右肩上がりに上昇していますね。ブラックマンデー、ITバブルの崩壊、リーマンショックなどの出来事で、何度も大きく株式市場が下落しましたが、それでも長い目で見れば株式市場はずっと上がっています。

 米国では、日本よりも株式投資をしている人の割合が高いことを知っていますか。このグラフを見るとその理由も分かる気がします。米国人にとっては、長期にわたって株式投資をすれば、最終的には利益が出ると信じることができるのかもしれません。

投資の種類はたくさんある

 実際に過去の投資データを見てきました。他にも、投資には株式以外にも種類があります。プロにおまかせできる「投資信託」や、為替取引の「FX(外国為替証拠金取引)」では、ドルやユーロなどの海外の通貨を買うことができたりします。

 それぞれの金融商品にはメリットとデメリットがありますので、自分に合った投資スタイルを見つけて、まずは一歩踏み出してはいかがでしょうか?

>いくら投資すればいいの?収入から考えように続く