現在の相続税額を知ることで「節税対策」のベースに

 相続税額は、実際に相続が発生してみないと正確な数字は分かりません。

 ただ「いま相続が発生したら」という想定で、相続財産額の概算を知っておくことは大事です。納税が必要なら必要で、心とお金の準備が必要ですし、節税策を講じる上でもベースとなる相続税額が必要になってくるからです。

 では、相続財産額が2億円、法定相続人が配偶者と子2人と仮定した場合の相続税額を計算してみましょう。