予算と目標、トータルプランを確認してから始める

 ここまで、数パターンのモデルケースをご紹介しましたが、どのプランを選ぶかは個人の資産状況や目的によって変わります。しかし、個人の資産状況や目的によって柔軟に対応できるのも不動産投資のメリットです。年収がどれだけあるのか、どれだけ頭金を入れられるのか、資産がどれだけあるのかでローンの組み方やメリットの出し方も変わるため、オーダーメイドのプランが必要になります。

 その都度その都度、物件を購入して「道に迷っている人」も、最初に目標がなかったがために「道に迷っている人」も大勢います。そうならないためにも物件を購入する前に今一度、予算と目標をしっかり確認して、トータルプランをしっかり検証してから、マンション経営をスタートしても遅くはありません。もし不動産業者に相談する場合、自分が何をしたいのか思いの丈をすべてぶつけて相談することも必要です。

(仲宗根 和徳/株式会社和不動産 代表取締役)

※この記事は2017年7月23日に幻冬舎ゴールドオンラインサイトで公開されたものです。

記事提供元