前回に続き、「株価下落リスクを負わないで株主優待を獲得する方法」を解説します。

優待は欲しいが、株価下落リスクを負いたくない場合、「つなぎ売り」を使えばよい

「つなぎ売り」は、信用取引の一種です。以下の方法で、優待取りに使うことができます。

つなぎ売りを使った「優待取り」のやり方、イメージ図

 9月末に100株保有すると、魅力的な株主優待が得られる銘柄を「A社」として、解説します。以下の2ステップで、優待取りが完結します。

【ステップ1】

 A社100株の「買い」と、A社100株の信用取引の「売り」を、両方とも行います。買ってから売っても、売ってから買っても、どちらでも問題ありません。同じ価格で行うのが理想です。

 9月末基準の優待を得るためには、9月26日(木:権利付き最終日)までに、ステップ1を行う必要があります。9月26日までに、ステップ1を行い、9月27日(金:権利落ち日)までポジションを持つと、9月末基準の優待を得る権利が確定します。

【ステップ2】

 優待の権利を得たら、速やかに(原則9月27日に)、現渡し(げんわたし)で決済してください。現渡しとは、保有するA社株100株を、信用で売建て(うりたて)しているA社株100株の返済に充てることです。これで、「優待取り」は完結です。

 30日(月)に現渡しすることも返済期限内なので可能ですが、貸株料を払う期間が長くなるので、忘れずに27日(金)に現渡しをしましょう。