楽天ペイを始めてみた! 

 これまで紹介したサービス以外にも、スマホ決済にはコンビニ系の「ファミペイ」や独立系の「Origamiペイ」、携帯キャリアの「auペイ」や「ゆうちょペイ」まで、さまざまなサービスが群雄割拠しています。

 その多くは消費税10%増税時のポイント還元制度に利用できるキャッシュレス決済手段として、すでに登録済み。そのため、10月以降はネット通販サイトを運営している中小企業・個人事業主からの買い物や、フランチャイズ経営のコンビニやガソリンスタンドの決済に利用すると、消費税増税にともなうキャッシュレス決済のポイント還元(5%もしくは2%)を、各社独自のポイント還元に加えて獲得できることになりそうです。

 スマホを使った決済に抵抗がある人にも、この機会にぜひキャッシュレスを体験してもらいたいもの。

 そこで早速、楽天ペイを使ったスマホ決済の手順を見ていくことにしましょう。

支払い方法は「コード」「QR払い」「セルフ」の3通り

 まずは楽天ペイをスマホにインストールして、楽天カードなど決済に使うクレジットカードの番号やセキュリティコードを入力します。

楽天ペイ(アプリ決済)・コード決済のやり方

 クレジットカードが無事登録されたら、あとはものすごく簡単です。

 楽天ペイ(アプリ決済)を開くと、バーコードとQRコードが表示されます。そのコードを店舗で読み取ってもらうことで買い物代金が決済されます。

楽天ペイ・QR払いのやり方

 お店側のQRコードを読み取る場合は、画面下段の「QR読み取り」をタップ。すると、画面がカメラに切り替わるので、店の提示しているQRコードを読み取り、提示された金額を手入力して確認するだけ。

楽天ペイ・セルフのやり方

 セルフの場合は、画面下段の左にある「セルフ」タブをタップして、支払うお店を選択。支払い金額を入力して確認します。

 支払うとき、画面下の「すべてのポイント/キャッシュを使う」にチェックを入れておくと、楽天ポイントやチャージした楽天キャッシュを決済代金として優先的に使うことができます。

不正利用に注意してポイントゲットに励もう!

 セブンイレブン系の「セブンペイ」が不正利用の横行で開始からたった4日で新規入会停止、1カ月で廃止に追い込まれるなど、スマホ決済サービスには不正利用のリスクもあります。

 クレジットカード情報を他人に知られることがないように管理するだけでなく、各社が提供する指紋認証などの二段階認証などを活用して、絶対に不正利用されないように自己防衛することも大切です。

 楽天ペイ(アプリ決済)の場合は指紋認証の設定や支払い後に利用内容をメール確認できるサービスもあり、不正利用に関して二重、三重のセキュリティがかけられています。

 消費増税で増える出費に、スマホ決済を上手く活用して対策をしていきましょう。よく使うサービスや店舗で使いやすいスマホ決済からはじめてみてください。

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消費税増税に負けないポイント還元フル活用