スマホ決済アプリを徹底比較!お得なのは?

 スマホ決済アプリは、携帯電話会社やネット企業、コンビニなどが、サービスを提供しています。共通点は、

●店舗での買い物がスマホ一つで完結すること
●決済手段は、アプリと紐づけした銀行口座※1やクレジットカードで行われること
●買い物した金額に応じて、ポイントが還元され、多くのスマホ決済では期間限定のお得なキャンペーンが次々と繰り出されていること
●実店舗での買い物の際に還元されたポイントに加え、ネットショッピングで貯めたポイント、フリマで稼いだ売上高などをポイント化して、買い物に使えること
●買い物だけでなく、同じ決済アプリを使う友人などと送金、送金依頼、割り勘などを利用できるサービスもあること、などがあります。

※1 銀行口座には対応している企業とそうではない企業があります

「〇〇ペイ」と名付けられたサービスが多く存在していますが、それぞれ、どんなサービスを提供しているか、比較します。

楽天グループの「楽天ペイ」

「楽天ペイ(アプリ決済)」は利用者数や総合満足度、ポイントが使いやすく貯まりやすい決済アプリで顧客からNo.1の評価を得ているスマホ決済サービスです。※QRコード決済利用実態調査、有効回答=1,000、2019年2月13日実施、インターネット調査、調査主体:楽天、調査実施機関:インテージ

「楽天ペイ(アプリ決済)」の引き落とし元として設定できるのは、「楽天カード」のほかに、VISAかMastercardブランドのクレジットカードや、楽天ポイントの充当、楽天カードや楽天グループのフリマアプリ「ラクマ」の売上金などでチャージできるオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」です。 

 クレジットカードから現金をチャージするステップは必要なく、「楽天ペイ(アプリ決済)」で買い物した金額がのちのち登録クレジットカードから引き落とされる後払い(ポストペイ)方式が主な支払い方法です。ある意味、「楽天ペイ(アプリ決済)」という「入口」を利用して、後払いのクレジットカード決済を行っている、と考えてもいいでしょう。 

 クレジット決済のため、紐づけたクレジットカードのポイントを必ず二重取りできます。還元率が1%の「楽天カード」を登録すれば、「楽天ペイ(アプリ決済)」の利用で0.5%分、「楽天カード」決済の1%分のポイントが還元され、合計1.5%分のポイントが常時、還元されることになるのです。 

 ポイント還元については「買い物したあと、いつ、ポイントが付与されるか」も重要です。還元されたかどうか、こまめにチェックしましょう。 

 また、「楽天ペイ(アプリ決済)」の決済画面で「すべてのポイント/キャッシュを使う」にチェックを入れておくと、保有する楽天ポイントや楽天キャッシュを優先して決済に使うことも可能です。期間限定ポイントを消化するにも非常に便利です。 

ソフトバンク・ヤフー系列の「PayPay」

 昨年末、「100億円あげちゃうキャンペーン」を行って話題を呼んだ「PayPay」はソフトバンクとヤフーが共同で設立したPayPay株式会社が提供するスマホ決済サービスです。

 決済にはクレジットカードのほか、銀行口座や系列の「ヤフーカード」からチャージできる「PayPay残高」が使えます。

 後払い方式のクレジットカードで決済する方法もありますが、その場合の「PayPayボーナス」の付与率は0.5%です。

 系列のヤフーカードや銀行口座からチャージできる「PayPay残高」で決済した分には、支払い額の3%のポイントが付与されます。ヤフーカードを使えば、「PayPay残高」にチャージする際、クレジットカードのポイント還元1%を二重取りできるので、付与率は4%にアップします。

 お得なキャンペーンを次々と繰り出しているのが「PayPay」の魅力。ちなみに、ポイントが付与されるのは、原則として決済の翌月20日前後です。