「我が家の貯蓄って、他の家と比べて低いのかな?高いのかな?」
「同世代の平均貯蓄額って、いくらぐらいなんだろう?」
現在あなたはこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
毎月できる範囲でコツコツ貯蓄をしていても、他の世帯と比較するとどの程度なのか、気になりますよね。
家族構成やライフスタイルなどによって必要な貯蓄額は異なるとは言え、「一つの目安として平均貯蓄額を知っておき、我が家の家計を見直すきっかけにしたい!」と考えている人も多いはず。
そこで本記事では、一般家庭の平均貯蓄額や年代別貯蓄額について、政府の統計データをもとにご紹介します。
一般家庭の平均貯蓄額
2019年2月に公開された政府の調査によれば、1世帯(2人以上の世帯)あたりの貯蓄額は平均1,697万円。
ただし地域によって100万円単位の差があります。
まず都市階級別に見てみると、大都市2,010万円、中都市1,721万円、小都市(平均)1,458万円という調査結果が。大都市と小都市では、貯蓄額に約550万円のひらきがあることが分かります。
さらに地方別に見てみると、下記のような差があります。
北海道 1,168万円
東北 1,425万円
関東 1,977万円
北陸 1,720万円
東海 1,750万円
近畿 1,825万円
中国 1,363万円
四国 1,297万円
九州 1,203万円
沖縄 641万円
ご覧の通り、関東と沖縄では貯蓄額に1,000万円以上の差があるんですね。
ちなみに、都道府県庁所在地別データによれば、貯蓄が最も多い都市は奈良市で3,062万円。逆に、貯蓄が最も少ない都市は那覇市の702万円でした。
「貯蓄額1位は奈良市?へえ、関東圏じゃないんだ……」と意外に思った人も多いのでは?
これは、奈良市が京都や大阪のベッドダウンとして開発された背景を持ち、このエリアへの通勤が多いことが一因としてあるようです。その他、コツコツ備えるという県民性も関係しているのではないかというふうにも考えられています。
参照: e-Stat「2018年家計調査 都市階級・地方・都道府県庁所在市別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高」