今週の予想

日経平均が2万円を守れるかどうかに注視

 3連休明けの今週は、米中貿易摩擦と通貨安戦争の激化から、2万円台を維持できるかどうか注目となります。今週は、大型株の決算発表がほぼ一巡し、盆休みムードもあり、手掛かり材料に欠けることになります。

 先週末は、8月SQ値2万855円となり、これに1度もタッチすることなく+91円の2万684円で引けましたので「幻のSQ」となり、早い時期にクリアしなければ2万855円が上値の抵抗ラインとなって上値が重くなってしまいます。

 また、6日(火)には一時2万110円まで下げて、長い下ヒゲとなっていますので、これは近々実体で埋めてくる可能性があります。8月12日の米国市場を動きでみると、これを埋めてさらに2万円を試すことになる可能性が出てきました。

 13日(火)は、12日の米株式の大幅安や円高進行を受けて、前場は一時▲315円の2万369円まで下落と、いったん下げ渋りました。後場には日銀のETF(上場投資信託)買い期待に支えられましたが、上海株安が重しとなり、大引けにかけて2万400円台半ばでもみ合い、▲229円の2万455円と3日ぶりの大幅反落となりました。