(今週の指標)ドル/円

 今週は、ドルが弱含み(円高基調)となりそうですが、その背景には人民元の値動きへの警戒感が残るためです。各国中央銀行は、金融緩和を強化する姿勢をみせており、FRB(米連邦準備制度理事会)による9月の追加利下げの思惑も広がりやすい状況となっています。

 米国経済の指標が悪化すればリスク回避のドル売りが強まることになります。ただ、人民元相場がドル安・元高に向かえばリスク回避の円買いは弱まることになります。1ドル=104.5~107円のレンジを想定。