2019年の米国株相場は1998年および2008年と似ている
前回のレポートで、「2019年の米国株式相場は1998年の米国株式相場と相似しており、1998年の相場をなぞる形で進行し、1998年相場が2019年相場の先行指標となっている。」というアナログモデル(パターン分析)という相場の将来予測を紹介した。
2019年(黒)と1998年(青)のS&P500の推移
![](/mwimgs/2/2/-/img_224d2debc626d314ae2b8c1cc4e8a73a131282.png)
NYダウでこれと同じチャートを作ってみよう。8月7日現在チャートは、ここでいったんもみ合った後、再度下落する形状となっている。
2019年(黒)と1998年(青)のNYダウの推移
![](/mwimgs/9/e/-/img_9eea9fc34ca3efe89896ff132ffe2f3a46546.png)
今週はもう一つのアナログモデルを紹介しよう。チャートは、リーマンショック時の相場と現在の相場である。2006年1月からのNYダウの動きと2016年12月からの現在までのNYダウの動きは非常に似通っている。いずれにせよ今年の8月から10月までの相場は注意を要する位相であろう。
2006年1月からのNYダウの動きと2016年12月からの現在までのNYダウの動き
![](/mwimgs/f/3/-/img_f3c53019687dea6d5d4b70fa895ef71218644.png)