今年2019年は投資に対する日本人の意欲が、かつてないほど高まる夏になるかもしれません。しかも、その理由が相場の過熱によるものではなく、「老後資産形成に対する意識の高まり」であれば、なおのこと。

 資産形成にとって一番のハードルとなるのは「実行する」ことです。金融庁の報告書を巡る誤解と、騒動の余波ではあるものの、投資に対する注目度がかつてないほど高まりました。「資産形成を始める」ことは、行動ファイナンス的には極めて高い課題です。これをクリアさせる原動力になったのであれば、今回の騒動は前向きに受け止めたいと考えています。「ヒマがあったら」とか「余裕があったら」以外に、あなたの背中を押す力になるとすれば、この流れに乗ってほしいと思います。そして、資産形成のためのスムーズで良い投資デビューをしていただきたいと思います。

 そこで今回は「投資デビューのための最低限の知識3つ」を紹介します。