輸出株の選び方

 自動車関連株は、貿易戦争のターゲットとなりやすい上に、EV・自動運転車の普及が進むと異業種からの参入が増える可能性もあり、予断を許しません。トヨタ・本田やブリヂストンに絞って、投資していきたいと思っています。

 コマツは、鉱山機械や建設機械で高い競争力を有し、スマート・コンストラクション(ドローンやITを活用した建築)の開発に積極的に取り組んでいるので、投資していって良いと判断しています。

 キヤノンはデジタルカメラで競争が激化していることが逆風ですが、産業機器・商業印刷・ネットワークカメラ・メディカル事業などへの多角化事業を伸ばすことで、収益を維持していくと予想しています。

 輸出株では、貿易戦争やアジア企業との過当競争に巻き込まれやすい企業は避けるべきです。

 

▼もっと読む!著者おすすめのバックナンバー

6月19日:「高配当利回り株」人気トップ12:アナリストの視点でチェック
5月21日:配当利回り4.6~4.9%:3メガ銀行の投資魅力を見直す
5月14日:配当利回り4.6%!「ダウの犬」型・日本株ファンドの作り方