「資産運用の構造」と「人生の構造」は共通している

 筆者は中学3年から自己投資を通し、2000年からは証券マンとして、長らくこの資産運用に関わる中で、突き詰めれば詰めるほど、資産運用の構造と人生の構造は同じだという思いが強くなっています。

○逃げずに勇気を持って自らの怖れと向き合い、乗り越えていくと、その先に良い世界があること

○人のせいにしない、すべて自らの感じ方・思い次第だということ

 資産運用で成功するための構造と、人生で成功するための構造は共通しているのです。

 そして、資産運用の究極は「本当に私利私欲がなくなった時に、勝手に資産が増えていく」という世界です。資産運用をする根本は「資産を増やしたい」という私利私欲にあるのに、何を言っているのかと思われる方もいるでしょう。ただ、なぜ一喜一憂するのかというと、それは、「増やしたい」という私利私欲があるからでしょう。「今で十分だ」と心から思えて、私利私欲が本当になくなった時、一喜一憂自体がなくなります。だからうまくいくのです。

「資産運用でうまくいくには人格を磨くこと」が近道です。人格が具わっていれば、資産も増えてくるし、人からも好かれるし、仕事もうまくいき、家庭も円満になり、人生が素晴らしいものになっているでしょう。その時には、心から幸せだと思えることでしょう。人生において人格を磨いていくとともに、資産運用においても人格を意識してみてはいかがでしょうか?