そもそもフードデリバリーサービスとは?

 ところで、日本でもUber Eatsなどがサービスを提供しているものの、正直フードデリバリーサービスは日本ではあまり普及しているサービスではなく、「まだ使ったことがない」「何が良いのかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか? 実際日本では、出前といえば蕎麦やラーメン、お寿司の出前などが想像され、それぞれのレストランがそれぞれの品をお客様に届けるという形が一般的だと思います。

 こうした状況は楽天市場やアマゾン・ドット・コムなどのネット通販大手が登場する前の、通信販売の状況に似ていると思います。例えば楽天市場やアマゾンで買い物をする場合、クレジットカード番号を入力しても、悪用されることはまずなく、品物もきちんと届くという安心感があるかと思います。ただ、これがもし名前も聞いたことがないような会社のウェブサイトで、そうした会社がクレジットカード番号を要求した場合、本当に悪用されないのか、品物は本当に届くのだろうかと心配になるのではないでしょうか。

 おそらく楽天市場やアマゾンなど、eコマース大手が急速に成長した背景には、「ネットで購入しても大丈夫」という安心感を提供したことが大きいのではないでしょうか。それと同じように、「今日は中華料理が食べたいな」と思った時にフードデリバリーサービスを利用すると、近所の中華料理店が複数表示されると共に、利用者のレビューなども表示され、普段使い慣れているeコマースのような安心感・使いやすさがあります。そしてその上で、「今日はここの麻婆豆腐にしよう」といった形で全てのレストランのメニューを確認した上で、好きなものを安心して注文することができます。

 私も米国にいた時は昼のランチは毎回、家に帰った後の夕食も週に3~4回はグラブハブ(GRUB)のフードデリバリーサービスを使っていましたが、早く日本でも同じように普及すればいいのにと強く願っています。

 また、日本でもそうですが、米国ではマクドナルド(MCD)など大手ファストフードチェーンが続々とフードデリバリーのプラットフォームを利用し始めていますので、近所の個人経営のようなレストランだけでなく、こうした大手企業のレストランも同時に比較できることも魅力の1つかもしれません。

 この記事で言及した銘柄は以下のとおりです。

ティッカー 銘柄名 関連するテーマ
AMZN アマゾン・ドット・コム eコマース、クラウド、AI
GRUB グラブハブ フードデリバリー
UBER ウーバー・テクノロジーズ ライドシェア、フードデリバリー、自動運転車
SQ スクエア キャッシュレス、フィンテック
MCD マクドナルド ファストフード、フードデリバリー
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