ドル/円 標準偏差とADXがWループ52日ボリンジャーバンドの-2シグマをブレイク!
先週末のNY市場でADXと標準偏差ボラティリティが高い位置からさらに上がるという “Wループ”の形状が現れた。この“Wループ”というパターンが出ると、相場が調整相場にならずトレンドを再開して大相場になる可能性がある。今回の大相場は当然、円高ということになる。
ドル/円(日足)順張りの標準偏差ボラティリティモデル Wループ相場
上段:ADX(赤のライン)・標準偏差ボラティリティ(青のライン)
ドル/円相場(日足)のトレンドが大相場に発展するか否かの分岐点は、52日のボリンジャーバンドの±2シグマをブレイクするか否かである。5月の円高は‐2シグマのところで止まっていたが、先週金曜日(5月31日)にドル/円相場(日足)相場は、52日のボリンジャーバンドのー2シグマを下にブレイクしてきた。尋常でないことが起こっている相場の場合、±2シグマをブレイクしてくる。
ドル/円(日足)52日ボリンジャーバンド±2シグマ(赤のライン)・±3シグマ(青のライン)
以上、2点のシグナルは、相場が円高トレンドを再開した可能性を示唆している。
この相場はどこまで円高になるのか?だが、フィボナッチリトレースメントの61.8%の107円付近が投機筋の短期的なターゲットとなろう。107円76銭を相場が明確に割り込むと相場は早晩節目の105円を試しに行く可能性が出てくる。いずれにせよ、ドル/円は戻り売りの相場だろう。