利下げ開始は“売り”のシグナルか!?

 FRBの金融緩和政策も日本と同じように「出口」がなくなってきたようだ。パウエル議長が「金融危機時に用いた手法を非伝統的と呼ぶのはやめる時期だろう。」と述べて、FRBはまた利下げやQEを用意していると言ってしまったからだ。もう、FRBは利上げには動けないだろう。これから、株が下がるたびに利下げの催促相場が展開される可能性が高まっている。

 以下のチャートはNYダウと米政策金利(FFレート)の推移である。2000年のITバブル崩壊時も、2007年のサブプライム不動産バブル崩壊時も、FRBは利下げを行ったが、利下げの開始は売りのシグナルだった。となると、今度も株の大きな買い場はQE4開始が買いのシグナルとなる。

米国の政策金利(FFレート)とNYダウの推移

出所:石原順