貿易戦争の影響を受けにくい「不動産セクター」
前回記事『米中摩擦で軟調な株式市場。逆行高の10万円株はどう探す?』でも指摘したように、「現状の中で堅調な銘柄の流れに乗る」という考え方をしていくことになるでしょう。いかに米中対立などと関係が薄いかがそのポイントとなります。10連休以降に比較的堅調な動きをしている銘柄、さらにセクターはその対象となると考えていいでしょう。
そして、連休以降に意外な値上がりを見せたのが「不動産株」です。ここでは大手不動産株の直近の動きを中心に見ておきましょう。
・三井不動産(8801)の日足チャート
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青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)
・三菱地所(8802)の日足チャート
![](/mwimgs/4/f/-/img_4ffdad7df47e1efd40cb0b41f8a3e65375897.jpg)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)
不動産株は金利低下局面などで物色される場面がよく見られるセクターですが、今回については「米中対立とあまり関係がない内需株」がそのカタリストになっているように思われます。10万円以下で投資可能な銘柄もあります。