1893 五洋建設 東証1部

 5月10日発表の2020年3月期本決算予想は、2019年3月期比で営業利益+4.3%の305億円、経常利益+11.0%の295億円と連続の増収、増益更新中です。

 2012年11月13日の172円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年8月18日の628円まで上昇後、2016年1月21日の412円、2月12日の414円と二点底をつけて、10月31日の634円まで上昇。

 ここから2017年2月16日の511円まで押し目を入れ、急角度の上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この中で12月14日の882円、2018年5月2日の873円とダブル天井のような形となって上昇トレンド(B)を下に切り、自律反発して10月2日の777円まで上昇。その後、10月26日の635円まで下げた後、11月27日の726円の戻りから急角度の下落となり、2012年11月13日の172円からの中長期上昇トレンド(A)を下に切って、2019年5月10日の461円まで下落しました。

 このチャートを見て今後の相場全体を占うなら、連続の増収、増益が継続しているにもかかわらず、長期の上昇トレンドを切ったということは、戻り売りを続けながら下げていく可能性もあります。