お得な優待銘柄

 最後に、もともと優待がお得な銘柄をいくつかご紹介します。
 多くの株主優待は本体価格+税の合計から優待額を引いて支払額となります。例えばランチ代税抜き1,200円の場合、1,200円+税96円=1,296円。優待券1,000円出して現金296円のお支払い。ところがいくつかの会社は、本体価格から先に割引してくれる会社もあります。
先ほどの例ですと、1,200~1,000円に税金をかけるので、200円×1.08で216円。比べると80円も違いが。小さな違いですが、溜まると結構な額になります。

 ライトオン(7445)もこちらの方式の会社。以前に優待を使ってお買い物しようと優待券3,000円を持参し店舗へ。消費税分を考えて2,800円の商品をレジに持って行くと、2,800~3,000円となり、「まだご購入できますよ」と言われたことが。「おつりは結構です」と言えば良いですが、ついギリギリまで使ってしまおうと思うので、靴下などで帳尻合わせしてお買い物しました。シダックス(4837)マルシェ(7524)木曽路(8160)なども同様ですので、優待券を使う際には無駄なくお使いください。

 いろいろな優待を見てきましたが、10月の増税に備え、株主優待を使うことで防衛しながらしっかり備えることができます。たったの2%ですが、平均家庭でおよそ年間4万円の増税となると言われています。「増税」と言うと消費が落ち込み、景気が悪くなり、何だか辛く悲しい事と感じますが、株投資で株主優待を使い、明るく、楽しく、お得に増税に立ち向かう準備をした方が良いのではないでしょうか。

 しっかり備えて、10月の増税に打ち勝つ株主優待、始めてみませんか。