※この記事は2019年1月7日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。

 なかなかお金が貯まらない原因を突き止めたいが、何をどう分析したらいいのかがわからない…という人も多いのではないだろうか。

 ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんいわく、「まずは、通帳やクレジットカードの明細を見返してみましょう」とのこと。通帳や明細から、どんなことが見えてくるのだろうか。

 

半年分の通帳を見返すと自分のクセが見える

 まずは、通帳の振り返り方を教えてもらった。

「メインで使っている口座の通帳を、定点観測してみましょう。月末、給料日、クレジットカードの引き落とし日、いつでも構いませんが、毎月同じ日の残高を比較し、増えていれば黒字、減っていれば赤字ということになります」(風呂内さん・以下同)

 毎月赤字が続いているようであれば、支出を削減する必要がある。たまに赤字になっている場合は、赤字になった月の支出を振り返れば、改善点が見えてくる。

「また、半年分の通帳を見返すと、『改めて見ると家賃が高いな』とか『ATMでの引き出し回数が多いな』とか、使い方のクセや固定費の高さに気づくことができます。『この引き落としは何のものだっけ?』と、利用していないサービスの解約忘れを思い出すこともあるでしょう」

 例えば、3万円を引き出した1週間後に2万円引き出していたら、1週間で3万円使っていたことに気づける。「使いすぎだったな」と反省、改善につなげていけるだろう。

「通帳は月1回記帳できるとベストですが、銀行に行く時間が取れない場合は、ネットバンキングにログインしてネット通帳を見返してみましょう」