東証上場ETFで日経平均や国内のハイテクに分散投資
本稿では、日経平均や東証で「ハイテク関連」「エレク関連」と呼ばれる東証・電気機器(及び精密)や情報通信サービスに分散投資できる東証上場ETF(上場投資信託)を、運用総額の降順に一覧しました(図表4)。
運用総額が1兆円を超える日経平均連動型東証上場ETFは1321、1330、1320、1346と4本あります。ただ、投資コストの水準のみで比較すると1329(運用経費率=0.11%)の魅力が鮮明となります。
一方、「電気機器」、「電気・精密」に連動を目指す1613や1625は年初来で約2割上昇しています。これは、東証のハイテク・エレク関連が国内株式の戻りを主導していることを示しています。なお、1321の取引単位(口数)は1口ですので、最低投資金額(約定代金の目安)は2万2,930円前後となります。
同様に日経平均に連動を目指す1330の取引単位は10口のため、最低投資金額(約定金額の目安)は23万円前後となります。投資金額面でのみ比較すると、1321の方が「個人投資家が手軽に分散投資しやすいETF」と言えそうです。
ベンチマーク(分散投資対象の市場)や運用経費率(信託報酬率)を比較検討した上で、時間分散や長期投資を心掛けたいと思います。楽天証券では現在、東証上場ETF(上場投資信託)のうち84銘柄に限り「売買手数料0円(無料)」のサービスを提供しています(4月18日現在)。「手数料0円ETF」に関する詳細情報は下記にてご確認ください。
図表4:日経平均、電気機器、情報通信に連動する東証上場ETF
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