5G関連が熱を帯びる中、ザイリンクスは史上最高値を更新
ザイリンクス(XLNX)
今回アップルがクアルコムと和解した背景には、中国や韓国のスマートフォンメーカーが5G対応製品を次々に発表する中で、iPhoneがいつ5Gに対応するのか具体的なスケジュールを示すことができず、同社が5G対応で遅れを取ることを懸念したことがあるようです。
4月初めに米通信大手のベライゾン・コミュニケーションズと韓国の通信会社が「世界初の5G商用サービス開始」宣言を巡り、サービス開始時期を前倒しするなどして争ったということは記憶に新しいですが、いよいよ5G関連も熱を帯びてきた印象を受けます。そうした中、マーケットの中で5G関連銘柄の本命の1つと目されている半導体大手のザイリンクスは連日(現地4月16日時点)史上最高値を更新し、年初来でも58%上昇しています。やや過熱感も感じられますが、アップルとクアルコムの和解で各社の勢力図が大きく変わる可能性がある中、今後も5G関連銘柄には目が離せない状況が続きそうです。
今回の記事で言及した銘柄
ティッカー | 銘柄名 | 関連するテーマ |
AAPL | アップル | スマートフォン、エンターテインメント |
QCOM | クアルコム | スマートフォン、5G |
INTC | インテル | PC、クラウド、eスポーツ、自動運転 |
XLNX | ザイリンクス | 5G、AI(人工知能)、クラウド |
VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ | 通信サービス、5G |