2018(平成30)年3月8日

日本がTPPに署名

 2018(平成30)年3月8日、TPP(Trans-Pacific Partnership:環太平洋パートナーシップ協定)の合意文書に、日本が署名しました。同年12月30日、「TPP11協定」が正式発効されました。

 TPPとは、太平洋を囲む国々の間で結ばれる、自由貿易のための協定です。 輸出入時の関税を撤廃することで貿易拡大を促進し、産業、サービス、投資などの規制を緩和。国境を越えて各国企業が事業展開できるようにすることが目的です。 二国間の関税引き下げ協定をFTA(自由貿易協定)、関税だけでなく知的財産などにみも踏み込んだ協定をEPA(経済連携協定)といいますが、それを二国間ではなく特定地域の多国間で行うものがTPPです。

 日本の他、メキシコ、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、ベトナム、チリ、ペルー、ブルネイ、マレーシアの11カ国。人口合計は約5億人、GDP(国内総生産額)は約10兆ドル(世界経済の約13%)が、TPP11に参画しています。GDP16.2兆ドル、世界経済の約20%を占めるEU(欧州連合)に次ぐ巨大経済圏となります。

 TPP参画は、日本企業の、他国での企業活動の自由度を増すことになりますが、反面、外国勢に対する競争力を求められることになります。

 

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1982 年3月8日の日経平均株価終値は

21,368円07銭

ライター: FIX JAPAN 前沢ともあき