「銅」は今いくら?現在の価値

出所:CMEのデータをもとに筆者作成

 国際的な価格の指標であるLME(ロンドン金属取引所)の銅価格は、足元、過去10年間の高値と安値の中間あたりで推移しています。

 2018年は、米中貿易戦争の激化により世界経済の成長が鈍化し、銅の消費が減少する懸念が生じたため、やや下落する場面がみられました。しかし、下落は一巡し、10月ごろからは横ばいとなっています。

 

「銅」の投資商品例

 日本でも個人投資家が投資できる、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)、商品先物を紹介します。

【ETF(上場投資信託)、ETN(指数連動証券)】
 証券会社に口座を持っている人に便利。株を取引きするのと同じように銅の取引ができる。関連するETF・ETNは原則、銅価格に連動するように設計されている。長期保有も短期売買も可能(ETNは満期日あり)。

【商品例】
▼ETF(国内)
1693 銅上場投資信託 (東証)
▼ETN(海外)
JJC  iPath シリーズB ブルームバーグ銅サブ指数トータルリターンETN (NYSE Arca)

【商品先物】
 レバレッジをかけた短期売買ができる。新規発注時、値上がりした場合に利益が出る“買い”に加え、値下がりした場合に利益が出る“売り”も選択できる(買いのポジションは値下がり時、売りのポジションは値上がり時に損が発生)。

【商品例】
商品先物(海外):銅、ミニ銅 (CME)