消費安定セクター

▼プロクター&ギャンブル

 今期も前期に引き続き良い決算を出し、強い印象を残しました。第2四半期(12月期)決算はEPSが予想1.21ドルに対し1.25ドル、ドル売上高が予想171.6億ドルに対し174.4 億ドル、売上高成長率は前年同期比+0.2%でした。 オルガニックな売上高成長率は+4.0%でした。うちボリュームが+2%、価格が1%、ミックスの改善が+1%でした。

 ミックスの改善に関しては前期に続きプレミアムのスキンケア製品「SK-Ⅱ」が力強く成長したことが寄与しました。

▼ジョンソン&ジョンソン

 一方、ジョンソン&ジョンソンは第4四半期決算こそEPSが予想1.95ドルに対し1.97ドル、売上高が予想202.7億ドルに対し203.9億ドル、売上高成長率は前年同期比+1.0%と何とか予想をクリアしたものの、ベビー・パウダーの安全性に対し疑問が投げかけられ、決算カンファレンスコールで経営陣が苦しい説明を強いられる場面がありました。

 

ソフトウエアセクター

▼アトラシアン

 ソフトウエアセクターの中では、アトラシアンの決算の素晴らしさが目を引きました。第2四半期(12月期)決算はEPSが予想21セントに対し25セント、売上高が予想2.88億ドルに対し2.99億ドル、売上高成長率は前年同期比+40.6%でした。

 営業キャッシュフローは1.3億ドルでした。設備投資額は780万ドルでした。フリー・キャッシュフローは前年同期比+81%の1.226億ドルでした。フリー・キャッシュフロー・マージンは41%でした。 課金顧客数は13.9万件でした。期中6,551件の顧客を追加しました。

 なおこの数字にはオプスジーニーの1,396顧客が含まれています。 第3四半期EPSは予想18セントに対し新ガイダンス18セントが、売上高は予想3億ドルに対し新ガイダンス3.03億~3.05億ドルが提示されました。

 2019年度のEPSは予想78セントに対し新ガイダンス81~82セントが、売上高は予想11.8億ドルに対し新ガイダンス11.95億~11.99億ドルが提示されました。