解散価値といわれるPBR1倍を大きく割り込む銘柄が増えている
不動産セクターには、業績好調で、含み益が拡大しているにもかかわらず、株価が上がらないため、株価が、解散価値といわれるPBR1倍を割れる銘柄が多数あります。
賃貸不動産に大きな含み益があるのは、不動産会社ばかりではありません。電鉄、倉庫など、さまざまな業種に「含み資産株」があります。
直近の決算期末で、賃貸不動産の含み益が1,000億円を超えている30社は以下の通りです。
賃貸不動産に含み益1,000億円以上を有する30社
このような含み資産株には、含み益を考慮した実質PBRが1倍を大きく割れる銘柄が多数あります。実質PBRについては、後段で説明します。まずは、銘柄データをご覧ください。
実質PBRが0.73倍以下の30銘柄:実質PBRが低い順に配置
まったく不人気となってしまった「含み資産」株ですが、実質PBRが低すぎる銘柄は、いつか見直されることを期待して、少し買ってみても良いと思っています。
安田倉庫(9324)・京阪神ビル(8818)・三菱倉庫(9301)・住友倉庫(9303)・三菱地所(8802)・三井不動産(8801)・イオンモール(8905)などに注目しています。