2007(平成19)年1月22日

マグロ乱獲防止で初の国際会議

 

 2007(平成19)年1月22日、FAO(国連食糧農業機関)やWWF(世界自然保護基金)などの関係者が神戸市に集まり、マグロ類の乱獲防止や資源保護について話し合いました。世界的なマグロ生息数の激減を憂慮し、漁業のあり方を見直すことになりました。

 日本はマグロの消費量で世界1位。中国など海外でも日本食ブームに触発され、マグロの消費は拡大傾向にあります。

 マグロは回遊性の魚で、1カ国だけで漁獲規制を敷いても実効性に欠けます。このため、世界の60カ国・地域からマグロ資源管理団体の関係者らが一堂に会し、マグロ資源の回復策を検討することになりました。

 会議では、資源保護の重要性について異論は出ませんでした。しかし、科学的な資源量調査や違法操業船の監視などの大まかな方針が決まっただけで、各国の利害対立から、資源量の回復に十分とされる漁獲規制には踏み込めずに終わりました。

 

2007年1月22日の日経平均株価終値は

17,424円18銭