ポンド/ドル:視界ゼロ

 ポンドは(最近のポンドにしては)小動き。ブレグジットに関して年内はもう大きな動きはないだろうと、オプション市場ではポンドのボラティリティが大きく売らています。

 12日に行われたメイ首相に対する不信任投票は、信任200に対して不信任117で否決されました。党内規則によって今後1年は党首選ができないので、メイ氏は引き続き首相としてブレグジットの交渉にあたることになります。

 しかし、投票結果で何か状況が改善したわけではありません。反対票の多さを考えるとメイ首相が提案するEU離脱協定が議会で否決されることは、ほぼ確実になったといってよいでしょう。EU側は、再交渉はしないと繰り返し発言しています。

 今後の見通しは全く不透明で、早くもメイ首相には辞任圧力、そして前倒し総選挙のリスクが高まっています。むしろ、EU離脱にこだわるメイ首相が辞任して、新首相がブレグジットを撤回することがポンド上昇につながりそうです。

 

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14日:欧州PMI、米小売売上高など

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◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。