騰落率ランキング:平成20~30年

平成20(2008)年~30(2018)年・東証1部値上がり率ランキング

※東証1部の現上場銘柄のみ、社名は現社名

 やっと、見慣れた銘柄が多くなりましたね。最近10年の値上がり率トップ20になります。この10年は、リーマン・ショックのどん底からの10年。はい上がった銘柄、新しいビジネスモデルで新産業の先駆者になった銘柄が多くみられます。

 東証1部銘柄の値上がり率トップは、ジンズなんですね(意外では?)。安売りメガネでシェアを伸ばし、2006年8月に今のジャスダックに上場。ただ、リーマン・ショックのあおりを受け、平成20年がジンズにとって経営のどん底でした。そこから立て直せたきっかけが、業界の常識を壊したこと。2009年にレンズの追加料金無料という価格体系を導入したことが転機になったと言われています。

 それにしても、この10年の値上がり率上位群はよく上がってます。しかも、GMO-PGやモノタロウ、カチタスなど、今なおアナリストが高く評価する銘柄も多い。こちらについて、ある市場関係者からは「よく上がっているけど、こんなに上がった後だから。これからの株価は…って思う部分はあるね」と冷静な指摘をいただきました。