平成元(1989)年~10(1998)年・東証1部値下がり率ランキング

※東証1部の現上場銘柄のみ、社名は現社名

 値下がりランキングの顔ぶれについて、これを見た市場関係者からは「キーワードは『後処理』だね」と指摘されました。

 平成に入ってからの数年は、金融業界は不良債権処理に苦しめられ、株式市場でも仕手系銘柄の後処理、証券業界もバブルの後処理に追われました。

 値下がりトップ20の大半が、何らかの後処理で説明がつく銘柄。

 なお、値下がりトップの新生銀行は、旧日本長期信用銀行。1998年10月に経営破綻し、政府に一時国有化されました。四捨五入した騰落率が▲100%になっているのはそのためです。