しんた:高校2年生。中学からお年玉のお金で運用をしているインテリ高校生。クイズ研究部の部長

 

ひな:しんたの同級生。クイズ研究部の部員

 

 

先生:社会担当で、クイズ部顧問のくるみ先生

 

 

ひな:しんた君、面白いもの見つけちゃった。
しんた:なになに?
ひな:先生が「買いは急いでない人が多くて、売りは急いでる人が多い」って言ってたよね。

しんた:うん。言ってた(23話下がりやすい3月相場…)。
ひな:他にもないか「相場の格言」を検索してみたんだ。

しんた:どんなのがあったの? 
ひな:気になったのは「買い上手より売り上手」と「仕掛けはたやすく、手仕舞いは難し」。この2つは言ってることは似ていて、つまり「売り」が「買い」より難しいんだってことみたい。

しんた:へぇ。どうしてなんだろう?

 

売りが買いより難しい理由

投資家のキモチ ケース1

先生:「売りが買いより難しい理由」ね。まずは、投資家の気持ちになってみてもらおうかな。
しんた:どうすれば良いですか?

先生:投資家だから、投資する資金を持っている。まずは二人が自分の貯金から投資する場合を考えてみよう! お小遣いから1万円を投資する商品を選んで。

しんた:とりあえず「日経平均株価連動で手数料がない(ノーロード)ファンド」にします。
ひな:わたしも!

先生:じゃあ次。「いつ」買いますか。明日? 1カ月後?
ひな:利益を出したいから……できれば安い値段で買いたいな。

しんた:うん、ある程度「下がった」ところで買いたいよね。
ひな:そして、ある程度「上がった」ところで売って、差額を利益としてもらう。

先生:つまりね、「買い」が先で、「売り」が後。後から「売る」ってことは、「買う」時には必要のない判断がいるんだけど、分かる?

しんた:そっか!「利益」か「損」かを決めないといけない!

先生:その通り。「買う」時は、安いと思ったところで買えばいいんだけど、「売る」時は、今の利益で確定していいのか、今の損失で確定していいのか、判断しないと売れないよね。

ひな:「今の利益よりも、もっと上がるかも」、「今は損だけど、いつか上がるかも」って思いそう。確かに「売る」のって、大変だ。