どんなポイントで投資できるの?

 今、証券会社以外でもポイントで投資が「体験」できるサービスが増えています。

 例えば、クレディセゾンが発行するセゾンカードには、カードを使うとたまる「永久不滅ポイント」を運用(投資を疑似体験)できる「ポイント運用サービス」があります。

 投資対象は日本株(TOPIX)コース、米国株(VOO)コース、アクティブコース、バランスコースの4つのコース。運用する永久不滅ポイントは、選んだコースの運用成果によって増減します。

 また、NTTドコモは、ドコモの携帯回線利用者向けに、「dポイント」を利用して投資体験ができる「ポイント投資サービス」を用意しています。

 運用コースはアクティブコースとバランスコース。こちらも選んだコースの投資信託の運用成果に連動してdポイントが増減します。この2つは投資の「体験」なので、増えた分の現金化はできず、ポイントで戻ってくる仕組みです。

 先ほど100円投資で例に挙げた楽天証券では、投資信託を楽天ポイントや楽天証券ポイントで買えるサービスを用意しています。楽天証券で取り扱っている投資信託なら、1ポイント=1円で買うことができます。ポイントのみで買う場合は100ポイントからできます。

 ポイントはただ保有しているだけでは増えませんが、投資をすれば増える可能性があります。そして投資信託を売れば現金化する点もメリットです。

 

お財布が傷まない投資体験を通して、資産形成の第一歩を

 100円投資やポイント投資で、投資した投資信託の値動きを体験して、投資の感覚がつかめたり、成績のいい投資信託の運用会社を見つけたりできたら、投資の次のステップに進むことができると感じるはずです。そうなれば、投資額を増やしたり、投資する投資信託の種類や数を増やしたり、積み立て投資を始めたりしましょう。

 100円の投資信託を1つ買って終わりでは、投資の「お金を増やす力」は少し実感しにくいかもしれません。

 毎月100円ずつ積み立てて投資額を増やすことで、投資力のステップアップにつながりかつ1年間でも1,200円の負担にしかなりません。

 100円投資を2~3カ月、半年程度してみて、できる範囲で新たに投資信託を購入したり、積立額を1,000円、5,000円、1万円と増やしてみてもいいかもしれません。

 例えば、毎月1万円ずつ投資信託を積み立てで買うと、10年間では元本が120万円になります。もし年率5%で運用できた場合、34万6,509円(複利式、税引前)の収益が得られて、合計154万6,509円にもなります。銀行預金とは違う投資の魅力を、ぜひ実感してください。

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