今まで投資をしたことがなく、「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルではまず、投資は難しくないことを伝えたいと思います。と同時に、投資のスタートラインに立つための知識を「投資の旅のしおり」として6回にわたって、紹介していきます。今回はその1回目です。
投資とは旅のようなもの
「お金を増やしたい」。こんなとき皆さんはどんな方法を思い浮かべますか。
銀行の定期預金、株式投資、不動産投資、宝くじ、競馬……いろんな方法が思いつくでしょう。
中でも、ほとんどの人が真っ先に挙げるのは、預貯金かもしれません。給与の振り込み、公共料金やクレジットカードの引き落としも銀行口座から行われることが多いため、銀行はとても身近な存在であることは間違いないでしょう。
でも今、「マイナス金利政策」と言って、銀行からお金を借りた場合の金利が低い代わりに、銀行に預けたお金の利息も低い状態が続いています。預貯金は、お金を預けたときの金利が満期まで適用されるので、金利が低い今の時代は何十年と預けていても、ほとんどお金が増えないのです。
もちろん、万が一の備えのために、銀行の預金口座に一定額を置いておくことはとても大事なことです。
でも、「お金を増やす」という視点に立てば、財産すべてを預貯金にしていくのは、実はもったいないことです。
日本と米国とユーロ圏の家計に占める金融資産の占有率比較
上図は日本と米国、ユーロ圏の金融資産の市場占有率ランキングです。
日本の金融資産のうち、52.5%=約960兆円分が「現金・預金」で保管され、米国ではこの割合は13.1%です。
一方、米国では金融資産のうち、36.2%=約30兆ドル(日本円で3,282兆円:1ドル=111円換算)が株式で運用され、日本ではわずか10.9%=約200兆円です。
「米国にならえ」というわけではありませんが、「お金を効率的に増やすには、投資をやったほうがいい」――こう気づいた人が投資をしています。
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ただ、日本人の金融資産は預貯金比率の高い時代が長く、米国のように投資教育を受ける機会もないため、投資と聞くと「危ない」「難しい」と感じてしまう人が多いのも事実。
しかし、投資が考えるほど難しくはないことを、トウシルでは今後いろいろな記事で紹介したいと思います。
まず、「投資」に対する先入観を取り払ってもらうために、投資は「旅」のようなものと考えてください。実際に机上で考えるより、「体験する」「始める」ことで得るものが多いのは旅と同じです。
ただ旅をするには、目的地を決めるとか、どの電車や飛行機に乗るとか、いくら用意するとか、どこに泊まるかなど、最低限「やるべきこと」があります。投資も同じような準備が必要です。
そこで、トウシルでは「投資の旅のしおり」を用意しました。この「しおり」で紹介する5つのステップで投資の旅に出る準備を始めましょう。
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