賢い証券会社、銀行の使い分け

 資産の運用に欠かせない投資には、株式、ETF(上場投資信託)、J-REIT(不動産投資信託)、投資信託(ファンドとも言います)、FX(外国為替証拠金取引)、債券(国債や社債など)、貴金属(金やプラチナなど)などなど多くの手段があります。

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 これらの投資は、主に証券会社ではじめることができますが、銀行でも一部の投資ができます。

 銀行では比較的リスクの低い投資信託や国債を中心に取引ができます。ただ、株式やETFのような証券取引所で売買されているものには投資することはできません(一部のネット専業銀行ではFXなども取り扱っています)。

 そこで投資デビューを考えている人は、すでにある銀行口座に加えて、証券会社の証券口座をつくり賢く使い分けると、お金の役割も明確になります。

 

銀行口座、使い方のコツ

 給与振り込みや住居費、光熱費、通信費、クレジットカード代金の引き落としといった決済口座として使う銀行の普通口座は多くの人が持っているはずです。そして、定期預金口座は、教育資金や旅行資金のように目的と必要になる時期、金額が決まっていて、当面使わないお金を貯める――そんな使い方が一般的。

 さらに銀行はお金を借りることもできます。マイホームを買うときに住宅ローンを利用する人は多いと思いますが、銀行口座を日常的に活用していると、これが実績となってローンの審査に役立つようです。

 このように銀行口座は、使う・貯める・借りる機能が優れているのです。

 銀行口座は年齢、国籍関係なく、一部条件を除いて誰でも開設できますが、ただ、最近は口座やサービスの利用状況によって、ATM手数料を無料で使える回数が減ったりする銀行が増えているため、現金の出し入れは計画的に行うようにしたいところです。

 

証券口座、使い方のコツ

 一方、証券口座は、冒頭のように、取り扱っている投資商品の種類と数が圧倒的に多いため、増やす機能が優れているところが特徴的です。

 銀行口座と同じように証券口座の開設は無料で、ほとんどの場合、インターネットで開設申し込みができます。ネット専業証券会社以外の実店舗を持つ証券会社は、店頭でも開設申し込みができます。

 ただし、証券口座は誰でもが開設できるわけではありません。基本的には満20歳以上の国内在住者が開設できますが、投資方針や投資経験の有無などを鑑みる審査で開設できない場合があります。

 また、証券口座の開設申し込みの際には、特定口座(源泉徴収あり)、特定口座(源泉徴収なし)、一般口座の3つのうちから口座の種類を選択する必要があります。投資未経験者者は、確定申告の必要がない特定口座(源泉徴収あり)が便利ですが、この選び方の基準は、「証券会社の特定口座、一般口座って何?」(10月中公開)で詳しく解説しているので、参考にしてください。

 そして、取引にはお金が必要です。投資資金の入金は、ネット証券の場合、指定銀行のATMや銀行口座から振り込みで出し入れします。ただし、証券会社によっては専用の証券カードで直接、入金したり、店舗を持つ証券会社では電話や店頭で指定する入金も可能です。