少額で始めれば何も怖くない!

「怖い」という感情も、イメージによるものが大きいと思います。ご自身の周りに株式投資で大損した人がいたり、「株式投資なんてどうせ儲からない。損するだけだからやめておきなさい」、と言う人がいたりすると、せっかく株式投資を始めよう、と思った気持ちが萎えてしまいますよね。

 怖いという漠然とした気持ちは、株式投資をしていくうちに小さくなっていきます。分からないことが段々と分かってくるからです。恐怖は無知と連動しています。だから、実際に始めてみなければどうしようもありません。

 そこで筆者がお勧めするのは、まずは少額で始めてみよう、ということです。株式投資のことが良く分かっていなくても、とりあえず入門書をさらっと読んだ上で、実際に株式投資をしてみてください。

 このとき、全額がなくなってもよい、と思える範囲の金額に抑えておくのがポイントです。今は10万円あれば、十分株式投資を始めることができます。やってみると分かりますが、10万円が全額なくなる、というのは、投資した株が倒産でもしない限りはまずありません。株式投資は外れればゼロになる競馬のようなギャンブルとは違うのです。

 

大失敗しない方法を学ぼう

 とはいえ、株式投資で大失敗してしまった個人投資家の方も大勢いるのもまた事実です。株式投資は思ったほど怖くない、という心のブロックを外した後は、株式投資で大失敗しないためには何が必要かを学ぶことが重要です。

 株式投資の世界では、数多くの人たちが、様々な株式投資の手法を披露しています。でも、その中にはリスクが高い、と思われるものも数多くあります。
 時には、「株式投資だけで生計を立てている人」の手法でさえも、非常にハイリスクであると感じることもあるくらいです。

 アベノミクス相場がスタートした2012年11月から現在まで、約6年が経過しています。この間、日本株は長期的に見て上昇が続いていました。つまり、高いリスクを取ってもなんとかなりましたし、逆に高いリスクを取った方が良いパフォーマンスとなっています。

 でも、アベノミクス相場がスタートしてから本格的に株式投資を始めた人のアドバイスは、リスクが高いことが多いです。身が凍るほどの暴落、急落の経験をしていないからです。

 一方、バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショックなど、急落、暴落を乗り越えてきているベテラン投資家は、何が大きな損失につながるのか、そして大失敗を避けるためにはどのようにしたらよいかが分かっています。

 筆者も、本コラムや書籍、ブログ、メルマガなどで20年にわたる投資経験から身に付けた「株式投資で大きく負けないための知識」を提供しています。株式投資をいつまでも楽しみたいのであれば、大失敗しない方法を学び、身に付けてください。

 株式投資をなかなか始められない方、まずは少額でよいのでスタートしてみてください。何事も最初の一歩が一番ハードルが高いものです。でも、勇気を出して一歩を進めれば、今まで見たことのない素晴らしい世界が待っています。個人投資家の仲間として共に株式投資を楽しみましょう!