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「月初の買い」が相場を支えるか?
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

「月初の買い」が相場を支えるか?

2017/7/31
先週の国内株市場ですが、週末7月28日(金)の日経平均終値は1万9,959円となり、週足ベースでは3週間ぶりに節目の2万円台を下回りました。先週末終値(2万99円)からは140円ほどの下落ですが、2万円を挟んだレンジ相場が続いています。
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先週の国内株市場ですが、週末7月28日(金)の日経平均終値は1万9,959円となり、週足ベースでは3週間ぶりに節目の2万円台を下回りました。先週末終値(2万99円)からは140円ほどの下落ですが、2万円を挟んだレンジ相場が続いています。

図1:日経平均株価/日足の動き(2017年7月28日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成) 

 

いつもの通り、上の図1で足元の状況を確認してみます。

先週(7月24日〜28日)の日経平均の値動きをローソク足でたどると、十字線、陰線、陰線、陽線、陰線という並びになっていますし、また、5日移動平均線や25日移動平均線が上値の抵抗になっている印象が強く、買いの勢いは感じられません。

また、その2本の移動平均線に視線を移しても、両線とも下向きになっているほか、週を通じて5日移動平均線が25日移動平均線を下回る状態が続いていますので、こちらもあまりよい形ではありません。
また、前回は上値が切り下がる一方で、下値が切り上がる、短期的な「保ち合い(もちあい)の格好になっている点を指摘しましたが、先週はこの保ち合いを27日(木)で上抜けたものの、24日(月)、25日(火)、28日(金)と下抜けの方が多くなっています。また、27日(木)の上抜けはローソク足の上ヒゲ、翌28日(金)の下抜けは陰線ですので、「保ち合い放れ」としては、日経平均は下方向への意識が強いと言えます。

とは言え、一方的に下げにくいというのが足元の相場環境でもあります。前回も紹介しましたが、日経平均と同じ主力株価指数であるTOPIXの上昇基調が崩れていないからです。引き続き25日移動平均線がサポートになっているほか、27日(木)の取引時間中には年初来高値を更新する場面もありました(下の図2)。

 

図2:TOPIX/日足の動き(2017年7月28日取引終了時点)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

一方で、TOPIXが25日移動平均線を下抜けたり、5日移動平均線との「デッド・クロス」などが出現しそうな状況でもありますので、TOPIXのムード悪化には注意が必要です。

ただし、今週も何だかんだでもみ合う展開が続きそうです。今週末は月次恒例の米雇用統計を控えた様子見や、夏休み入りの投資家が増えやすいタイミング、米企業決算がピークアウトしたこともあって、足元で好調な米株市場がさらなる上昇を試す展開にはなりにくいほか、国内要因では、引き続き好決算企業の動向を物色する動きが継続しそうですが、市場全体を押し上げるにはプラスαの材料が必要と言えそうです。

また、今週は安倍政権の内閣改造が控えています。こちらは改造に至るまでの経緯を踏まえると、政権支持率が大幅改善するほどの期待感はなく、基本的には中立となりそうです。米国でもトランプ政権は政策運営の行き詰まりや疑惑対応で風当たりは強く、人気取りのために、北朝鮮など地政学的情勢が絡んでくる火種もくすぶっています。もちろん、株価指数の水準が下がれば、日銀や年金買いが見込まれるため、今週は下値の固さを確認する週となるのがメインシナリオとして想定されます。

そのため、今週の予想レンジは下の図3の通り、これまでにも何度か紹介しました、HLバンドの範囲内が目安となりそうです。大体2万200円台〜1万9,800円台になります。

図3:日経平均のHLバンド(2017年7月28日取引終了時点) 

(出所:MARKETSPEED for Macを元に筆者作成)

また、今週は月跨ぎで8月相場入りとなりますが、月初の日経平均は上昇しているという傾向が続いています。7月時点で13カ月連続になりますが、こうしたことも意識されやすく、下値のサポートとなりそうです。もちろん、連続記録が途切れてしまうとムードが悪化する「諸刃の剣」ですので注意が必要です。

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