シティグループ
シティグループ(ティッカーシンボル:C)の第4四半期決算はEPSが予想1.19ドルに対し1.28ドル、売上高が予想172.3億ドルに対し172.6億ドル、売上高成長率は前年同期比+1.4%でした。
税制改革法案成立に伴うノン・キャッシュ一時損は220億ドルでした。これは繰り延べ税資産の再評価が原因です。無視して良いでしょう。
純金利マージンのトレンドは、あまりパッとしません。
修正株主資本利益率は6.5%、修正有形自己資本利益率は8.9%でした。期末融資残高は前年同期比+7%の6,670億ドル、エフィシェンシー・レシオは58%、予想は59%でした。
シティグループは2018年の税率を25%と予想しています。他行に比べシティグループの税率が高い理由は海外事業の占める割合が大きいからです。
第4四半期のクレジット・コストは前年同期比+16%の21億ドル。純損金計上は1.84億ドルでした。
市場証券サービス部門売上高は前年同期比-17%の34億ドル。債券部門は-18%の24億ドル、株式部門は-23%の5.3億ドルでした。ひとつの金法顧客から1.3億ドルのデリバティブ損が発生しました。
ブックバリューは70.85ドルでした。タンジブル・ブックバリューは60.4ドルでした。これらは前年同期比でそれぞれ-5%と-6%でしたが、その理由は主に税制改革に伴う変更が原因です。