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米国SECによるアドバイス!ロボアド利用の際に確認しておくことは?
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米国SECによるアドバイス!ロボアド利用の際に確認しておくことは?

2017/11/29
・ロボアドとは?
・どれだけ人手を介したサービスが必要か?
・ロボアドの提案に使用される情報
・ロボアドの投資へのアプローチ
・ロボアドのコスト
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 資産運用の世界のフィンテック革命として、何かと話題の「ロボアド」。投資家の運用スタイルやリスクの取り方に応じて、適切なポートフォリオを推奨、運用してくれる便利なサービスだが、利用する際の注意点などはあるのだろうか。SEC(米国の証券取引委員会)が、ロボアドについて米国の投資家向けにまとめたレポート「Investor Bulletin: ROBO-ADVISERS 」を出しているので、そこからヒントを探ってみよう。

 

ロボアドとは?

 ロボアドとは、ウェブ上で質問に応えることでその人の投資目標や投資範囲、所得や資産状況、リスク許容度といった情報を集め、その情報を元に最適なポートフォリオを提案する、自動化されたデジタルな投資助言プログラムのこと。従来の投資助言サービスよりもコストが安く、サービスを受けるための最低投資額が少ないものもあることがメリットだ。

 便利なサービスである反面、当然のことながらロボアドは万能という訳ではない。また、ロボアドの種類によって性能やサービス内容は異なる。SECのレポートにおいても、「ロボアドやロボアドの提案が自身の投資ニーズや目標に合っているか、潜在的なコストやリスク、そのロボアドを使うメリットなどを理解できているか」という点に留意するよう提言されている。

 それではロボアドを利用する際、具体的にどのようなことに注意しておくべきだろうか。SECのレポートで挙げられている項目について簡単に紹介しよう。

 

どれだけ人手を介したサービスが必要か?

 ロボアドによっては、専門家のアドバイスを提供しているものもあれば、担当職員によるITサポートだけというものもある。専門家によるアドバイスも、メール、電話、直接会話する・・・といったように方法は様々だ。専門家によるアドバイスを提供してないのであれば、当然、投資に関する情報は自分で取得しなければならない。

 ロボアドのコストが比較的安い理由の一つは、人手を介したサービスをできるだけ減らしているから。そこでロボアドを利用する際には以下について確認してみるとよいだろう。

  • 自分がどれだけ人手を介したサービスが必要か。投資、投資戦略、潜在的なリスクについて専門家に質問をしたいか。
  • 自分の投資における金融リテラシーはどの程度のレベルか。情報の取得がインターネットに限られることになっても大丈夫か。インターネット経由での情報収集にストレスはないか。
  • ロボアドとどれくらいの頻度でやりとりをするか。例えば、投資選択に影響があるような変更をロボアドがする場合、どの程度顧客に確認しているか。自分の経済状況の変化をロボアドに連絡するのか。

 

ロボアドの提案に使用される情報

 ロボアドはウェブ上の質問の回答に従ってポートフォリオを提案する。当然だが、ロボアドの提案は回答から得られる限られた情報しか考慮されていない。また、状況が変われば回答する内容も変わることだろう。そこで以下についても確認をしておこう。

  • 自分が特定の投資目的(退職、家の購入、教育資金など)のためにロボアドを使うのか。それとももっと広い意味での資産形成を目的として使うのか。ロボアドの提案は自分の投資目的を踏まえているのか。
  • ロボアドの提案は自分の経済状況や投資目的を考慮しているか。例えば、ロボアドはローンや預貯金額、住宅、退職金、その他の資産について質問しているか。
  • ロボアドは自分のリスク許容度をどの程度考慮しているか。リスク許容度に対する質問がどの程度ロボアドの提案に反映されているか。自分のリスク許容度がポートフォリオのリバランスにどのように影響するか。

 

ロボアドの投資へのアプローチ

 ロボアドによって投資スタイルや投資商品が決まっており、特に提案する資産配分の内容は大きく異なる。ロボアドの提案について以下も考慮するといいだろう。

  • ロボアドが提案する投資商品は限定されているか。ロボアドが利用する投資商品は自分の投資目標に合っているか。
  • ロボアドは投資商品の範囲内での限定されたポートフォリオを提案するだけか。自分の資金は何種類の違ったタイプのポートフォリオに投資できるのか。ロボアドの提案するポートフォリオの中身と提案理由は何か。
  • ロボアドが管理するのはどのタイプの証券口座か。
  • ロボアドがどのようにボラティリティ(価格変動)の管理をするか。例えば、保有する投資商品の売却を一時凍結するといったことができるか。
  • どれくらいの頻度でポートフォリオのリバランスがされるか。ポートフォリオの資産配分や投資カテゴリーを変える際のトリガーは何か。

 

ロボアドのコスト

 ロボアドの最大の利点の一つは低コストと言われているが、投資アドバイス自体は低コストでも、実際に投資する商品は高コストかもしれない。また、従来の専門家による投資アドバイスと同様のサービスをロボアドが提供しているのであれば、ロボアドを利用することによってコストを削減できるかもしれない。手数料やコストは投資のリターンに大きく影響するので、以下についてよく確認しておこう。

  • ロボアドに直接支払う手数料は何か。直接または間接的に支払うコスト(売買委託手数料、信託報酬など)は他にあるか。
  • ロボアドがどのように報酬を得ているか、またその行為が自分または投資家に対して利益相反となっていないか。例えば、特定の投資商品を提案することで報酬を得る、ロボアドが関連する投資商品(ロボアドが出資している投資信託や提携会社の投資商品)のみを提案するといったことがあるか。
  • 投資資金を引き出す際、口座を移管または閉鎖する際に違約金や手数料などが発生するか。
  • 手数料は投資金額によって決まるか。
  • コストや手数料は時間の経過によって変えることができるか。
  • ロボアドが新しい顧客を探すために紹介料やマーケティング費用、その他インセンティブを支払っているか。

 フィンテック革命により、低コストで簡単に資産形成を始めることができるのがロボアドの強み。ご紹介した確認点を参考にして、どのロボアドが自分に合っているのか調べてみるのもいいだろう。(東証マネ部!編集部)

(※注)参照元のSECのレポートは米国の事例が前提となっていますので、本文の内容は日本におけるロボアドの状況に必ずしも当てはまらない場合があります。

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