3.再現性が高く仕組み化できる運用方法で資産を維持管理する

 FIREのうち、最初の2文字、Financial Independenceを実現できたと思っても、その後の人生では構築した資産を適切に維持管理していくことが重要です。そして、そのためには再現性が高く、仕組み化できる方法が適切だと考えています。

 例えば、一日中スマホで、株式やFXなどマーケットの動向を見ながら取引したり、将来の値上がり益を期待して海外不動産を購入したり、といった方法は再現性が低く、また仕組み化もできません。

 負担が少なく継続しやすい、という点で、有力な選択肢は、投資信託を利用して株式を中心とした金融資産へ分散投資する方法や、家賃収入を生み続ける不動産を所有する方法だと考えていますが、とりわけ手軽に始められるのは前者でしょう。

 FIREを達成したのであれば、マーケットを見てハラハラドキドキすることなく、心穏やかに思う存分その後の人生を楽しんでいただくのがよいと思います。

最後に

 今回はFIREというライフスタイルをご紹介させていただきました。

 ライフスタイルは人それぞれです。FIREというのはその中の1つにすぎませんし、FIREと言っても実際にはさまざまなスタイルがあります。

 結果としてFIREを選ぶかどうかは別として、ご自身の時間とお金をどのように使って今後の人生を歩んでいくか、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。