積立投資で大切なことは、「継続できる」やり方かどうか

運用益の追求を第一ではなく、自分にあった資産形成を目指そう

 レバレッジ商品自体が投資商品として悪いとは全く思っていません。リスクや仕組みを理解した上で投資するタイミングを暴落時などに限定して購入したり、どんな相場でも気にせずレバレッジ投信に託して積立投資を続けたりすることができるなら大きなリターンを得られるかもしれません。

 しかし、短期的な売買は個人投資家がやってしまいがちな失敗ですし、投資経験の少ない人がレバレッジ投信のような値動きの激しい投資を継続できるかは疑問です。

 もし、それでもレバレッジ投信での積立投資をやってみたいという人は、金額を少なめにするか積立投資の一部をレバレッジ投信にするなど様子を見ながら始めることをおすすめします。

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